おしらせ
2018.03.01

『きんぎょが にげた』から41年。次に逃げたのは3羽のひよこたち。「ひよこ(子ども)は逃げるものだ。逃げながら成長していくものだ」という思いが込められています。周囲のおおらかな大人のまなざしを味わえます。
「にげる」は魅惑の行為!追えば逃げる。笑いながら逃げる。とにかく逃げる。そして、大好きな人たちの元へ帰っていく。隅々まで配慮されたストーリー展開は、こどもたちの「読む力」に作者が絶大な信頼を寄せているからです。

『ひよこは にげます』 五味太郎 こどものとも年少版4月号 福音館書店

2018.03.01


『ぱんだちゃん』は生活絵本。赤ちゃんの生活は、食べる。排泄をする。体を動かして遊ぶ。眠る。この繰り返し。ぱんだちゃんと赤ちゃんの姿が重なります。温かで豊かな体験の積み重ねが「人を信じ、自分を信じて」生きていくための力の源になります。

赤ちゃんとの共感。赤ちゃんは自分の手や足を意識し、思い通りに動かせるようになると、それが嬉しくて「ぱんだちゃんと同じにごろんごろんもできるよ」と思っています。

『ぱんだちゃん』 えとぶん MAYA MAXX こどものとも0.1.2. 福音館書店

2018.02.05

徳島の男性保育士3人組 <熱男会tokushima>から動画が届きました。最初っから気になる水色のけん玉は最後まで置いてあるままです。そして、一体どこで撮影しているのか、コタツにしか見えない。自宅か?!謎に満ちた動画ですが、ぼくは、こんな動画を待ってました!これからのこの動画シリーズは続くのか、、、!?

2018.01.01

化けるのは楽しい。4歳頃のこどもは、自分なんだけど、自分じゃないものに「化けて」遊んでいることがよくあります。「ねぇ、いま○○ってことね」とか自分で設定を決めているようで、間違えて名前を呼ぶと怒られちゃう。「化ける/化かす」はこどものこころを掴みます。でもやっぱり、しっぽをかくすのは難しいんですねぇ。

じゅもん「ぽんぽこ どろん!」 おなじ物語をなんども楽しむと、こどもたちの間でも、共通の言葉が遊びの中で登場します。絵本の楽しみの一つに、共有する楽しみがあります。言い回しや語呂、使うタイミングなど、共通のイメージがあることで、気持ちをひとつにして遊びをつくることができるからです。共有できることが多いほど、気持ちが通じ合いやすい。毎日楽しんだことのはっぴょうかい。自分たちがだんだん上手になったり、面白くて夢中になっていることが、はっぴょうかいになる「ばけかたがっこう」。なかなかの教育方針ですね。生活の中で楽しんだことや積み重ねていることを、身近な仲間と分かち合うことができる仲間がいるって素敵です。園での生活の中でもこのような場面が多く生まれますように!

自分を自由に表現できること。これって自然にできていくのかと思いきや、作ろうと思って意識するとなかなか難しいことです。夢中になって楽しめることがあると一番早いかもしれません。絵本は、繰り返し読んで、言葉や気持ちを蓄えながら、共通のイメージを仲間と自由に表現する助けになります。

『たぬきのどっきりはっぴょうかい』大島英太郎 作 福音館書店

2018.01.01

ひみつをもっているということ。この物語の元は、メキシコの青年から聞いたそうです。「知ってはいけない秘密」が一番ドキドキします。その物語を、親と子、もしくはこどもたちで共有するのが、絵本の楽しみでもあります。楽しんだ絵本が多いほど、共通の秘密を分かち合えるのと同じ。なんども味わうこと。繰り返すことで、物語を受け取る深さが変わります。こどもはチキと同じ目線で物語を旅できますから、繰り返し読むことで様々な気持ちを使います。気持ちを育てるには、気持ちをたくさん使うしかありません。少し大人になる感じ。みなさんお気づきと思いますが、秘密を共有したあとの帰り道、チキの首からリボンが落ちていきます。成長していく瞬間に立ち会えるとうれしいですが、親元を離れたところでおこっているのかもしれません。

『こやぎのチキとじいさんやぎのひみつ』清水たま子 文/竹田鎭三郎 絵 福音館書店

2018.01.01

じっと待つこと。外に出れないくらいの吹雪に遭遇することは滅多にありませんが、じっと待つという経験は少なくありません。雪が降ってるのに、外に出られないのでは冬の楽しみが半分です。でも、待つという経験は大切です。待つときにこどもはいろいろな世界へ思いを巡らせています。自然の命と共感する想像力を養う。それは、自分の気持ちをもとに、小さな生き物たちの気持ちを想像することからはじまります。植物に対しても同じ。自分の感覚をもとに相手の気持ちを推し量ります。そこから相手を知り、違いを知っていく。自分の気持ちを知ることがまず大切。なぜか『コッコさん』を思い出しました。よく見ると、『むぎばたけ』らしき絵本が机の上にあり、そのせいかもしれないが、片山健さんをイメージさせるタッチですね。

『ふぶきがやんだら』あかしのぶこさく 福音館書店

2018.01.01


チョウはどうやって冬をすごしてるの? 北海道の冬は雪で真っ白に覆われてしまいます。この絵本の舞台は関東付近だと思いますが、では、雪深いところでチョウはどうやって冬をこしているんでしょうか? 外は真っ白でもチョウに思いを馳せる楽しみはあります。緻密に丁寧に描かれているチョウたち。写真では気持ち悪がる人にも、絵にすると伝わります。チョウの越冬の方法はいく通りもあるようです。種類だけではなく、生態まで踏み込むと身近な昆虫との新たな出会いが生まれます。変態〜姿を変えるいきものってやっぱり不思議〜こんなにまで、姿を変えて生活をするチョウの生き方に感動。大人の感動がこどもの興味の扉を開くことがあります。こどもにまけじと好奇心を磨くこと。これも科学絵本の楽しみです。

 

『チョウのふゆごし』 井上大成 ぶん/松山円香 え

2018.01.01

 

身近な野鳥〜ひよどり〜
普段意識していないことも、いったん気がつくとやたら目につくことがあります。野鳥もそう。出会ってるはずなのに気にしていない野鳥たちの存在。この絵本をきっかけに野鳥に出会いませんか? まずは、ヒヨドリ。写真があるとより見つけやすいかもしれません。我が家の近くにはつがいでよくきていますよ! 鳴き声と飛び方でわかります。庭にきてくれるでしょうか? 絵本のように簡単な餌台があるとよいかもしれません。こどもには不思議な力があるので、絵本と同じようなことが起きる確率が高い。ほんとに不思議です。でも、行動を起こさないと何も起きません。自然と心地よい関係を築く。きっかけは色々ですが、自由に空を飛び回る野鳥との出会いは、こどもと自然との関係を心地よく結びつけてくれます。出会えなかったということも大きな経験に。

 

『ゆうちゃんとひよどり』 いまき みちさく 福音館書店

2018.01.01

 

身近な楽しみ〜紙という素材〜
乳児は自分が興味のあるものをみつけると、まっしぐら。どんなものでもガシッと掴んで、振ってみたり、舐めてみたりして、理解しようとします。彼らにかかると、大事な書類はガザガザ、グジャグジャしながら、ペロペロしてクタクタに…… 特に0歳児は握ったらなかなか離さないから、掴まれると破れてしまいます(開く動作がまだ難しい)。さて、乳児が気になるこの「紙」という素材。少し視点を変えると、思わぬ乳児の遊びがありそうです。付録の「作者のことば」をご覧ください。繰り返される「音」も遊びの要素のひとつですね。

2場面で変化を楽しむ〜繰り返しの秘密〜
乳児と遊んでいると、大人にとっては些細なことで、すごく嬉しそうにキャッキャッと喜ぶことがあります。こちらとしては「なんのこっちゃ!?」ですが、その様子を見て嬉しくなる。何をそんなに楽しんでいるのか? その一つは「繰り返し」。この絵本は2場面で紙の変化を楽しむ作りになっています。そこに「音」が合わさって、その変化の様子を「写真」と「音」で楽しむ。自分で読んでよくわからない本も、乳児と読むとその面白さがわかることがよくあります。乳児の喜びを引き出す絵本のヒントは「繰り返し」。

量よりも質!!〜たっぷりと喜びを味わう〜
乳児期は日々「繰り返し」ながら新しいことを獲得していきます。繰り返し語りかけられる言葉や表情、授乳やオムツ交換の心地よい体験などが彼らの意欲を育てます。言葉の量よりも、心地の良い言葉を繰り返し毎日愛情もって語りかけること。丁寧に作られた絵本は、きちんとそのことを手助けしてくれます。もしかしたら、親は絵本を通して子どもに語りかける言葉を学んでいるのかもしれませんね。

2017.12.31

2018年の庭ギャラリーは大塚いちおさんの原画展から幕開けですよ。絵本の原画が庭ビルで見られるなんて僕は幸せ。かたちに注目して街をあるくと、ありとあらゆるものが「まる・さんかく・しかく」にみえてくるよ。2018年の幕開け!

○△□大塚いちお原画展
期間:2018年1月8日(月・祝)〜1月27日(土)*休館日あり
時間:11:00〜19:00
場所:D&DEPARTMENT HOKKAIDO 2Fギャラリー
住所:札幌市中央区大通西17丁目1−7

ろばのこ

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