生まれてからの1年間は、人間の一生で最も著しい成長をする時期です。
岩手県遠野市には生まれた子どもが“人として”幸せに、そして楽に楽しく生きる知恵が詰まった「わらべうた」が伝えられています。目が見え始めた赤ちゃんの体に触れ、目と目を合わせて語りかける、赤ちゃんが人を求めたらちゃんと答えてあげる。この時期にこのような体験をすることは人が人として育つための土台を作る第一歩です。
赤ちゃんとの初めての会話「うんこ語り」
生後1ヶ月くらいすると、赤ちゃんは「ンコー」という声を出し始めます。これを遠野では「うんこ語り」と言います。これは赤ちゃんが人を求めているサインです。まっすぐに目を合わせて、「ンコー」と応えてあげてください。そうすると赤ちゃんは人を発見し、声を出したら応えてもらったという喜びを覚え、それにさらに「ンコー」と応えてくれます。これが赤ちゃんとの初めての会話です。赤ちゃんが応えてくれた時には本当に嬉しくなります。この時に大切なのはまっすぐに正面から赤ちゃんの目をみることです。まだ言葉が話せず、目もまだはっきりとしていない赤ちゃんは身近な人の声を聞いて安心します。声を求めて何度声を出しても何も返って来なければ、赤ちゃんは不安になり、声を出すことも人の顔を見ることもしなくなります。この「うんこ語り」は声をかけられた相手の目を見る、相手の目を見て話す、話を聞くという人として大切な土台を作ることができます。
知らなければ聞き流してしまうかもしれない赤ちゃんからのサインですが、これを知っているだけで親子の大切な時間をつくることができます。サインを見逃さず赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しんでくださいね。
参考文献「わらべうた」で子育て入門編(福音館書店)
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