化けるのは楽しい。4歳頃のこどもは、自分なんだけど、自分じゃないものに「化けて」遊んでいることがよくあります。「ねぇ、いま○○ってことね」とか自分で設定を決めているようで、間違えて名前を呼ぶと怒られちゃう。「化ける/化かす」はこどものこころを掴みます。でもやっぱり、しっぽをかくすのは難しいんですねぇ。
じゅもん「ぽんぽこ どろん!」 おなじ物語をなんども楽しむと、こどもたちの間でも、共通の言葉が遊びの中で登場します。絵本の楽しみの一つに、共有する楽しみがあります。言い回しや語呂、使うタイミングなど、共通のイメージがあることで、気持ちをひとつにして遊びをつくることができるからです。共有できることが多いほど、気持ちが通じ合いやすい。毎日楽しんだことのはっぴょうかい。自分たちがだんだん上手になったり、面白くて夢中になっていることが、はっぴょうかいになる「ばけかたがっこう」。なかなかの教育方針ですね。生活の中で楽しんだことや積み重ねていることを、身近な仲間と分かち合うことができる仲間がいるって素敵です。園での生活の中でもこのような場面が多く生まれますように!
自分を自由に表現できること。これって自然にできていくのかと思いきや、作ろうと思って意識するとなかなか難しいことです。夢中になって楽しめることがあると一番早いかもしれません。絵本は、繰り返し読んで、言葉や気持ちを蓄えながら、共通のイメージを仲間と自由に表現する助けになります。
『たぬきのどっきりはっぴょうかい』大島英太郎 作 福音館書店
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