ひみつをもっているということ。この物語の元は、メキシコの青年から聞いたそうです。「知ってはいけない秘密」が一番ドキドキします。その物語を、親と子、もしくはこどもたちで共有するのが、絵本の楽しみでもあります。楽しんだ絵本が多いほど、共通の秘密を分かち合えるのと同じ。なんども味わうこと。繰り返すことで、物語を受け取る深さが変わります。こどもはチキと同じ目線で物語を旅できますから、繰り返し読むことで様々な気持ちを使います。気持ちを育てるには、気持ちをたくさん使うしかありません。少し大人になる感じ。みなさんお気づきと思いますが、秘密を共有したあとの帰り道、チキの首からリボンが落ちていきます。成長していく瞬間に立ち会えるとうれしいですが、親元を離れたところでおこっているのかもしれません。
『こやぎのチキとじいさんやぎのひみつ』清水たま子 文/竹田鎭三郎 絵 福音館書店
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