僕は絵本から生きるために必要なことを学ぶ。大人になってからのほうが、一段とそういう傾向があるかもしれない。小難しい本以上に、ズバッと答えを描いてくれるからでしょうか。チャールズ・キーピングのこの一冊もまさに。大人があつまる読書会があれば読んでみたくなる一冊。
ジョゼフが裏庭のガラクタと交換した苗木から育って咲いた美しい花。美しい花を愛でるばかりに、その命を美しさの源から切り離してしまうジョゼフ。美しさを自分の手の中に入れようとするたびに失敗し、悲しむ彼の姿は、どうにも笑えない。ジョゼフが世の中には溢れている。美しさって、姿・形ではなくて、命の源とつながっている状態のことなのだと思う。さて、自分はいまどんな状態だろう。
再販することがないが、再販をしてほしいなぁと思う(天パの主人公の本見つけた)。SF
『ジョゼフのにわ』 チャールズ・キーピング文・絵 いのくまようこ訳 らくだ出版 1971年初版
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