アンネ・コールシュミットさんの人形展が札幌で開催されることになりました。アンネさん本人も来札します。人形展ってなかなか足を運ぶことないですけど、彼女の人形には個人的に特別な関心があり、今から楽しみにしています。仕事柄、一般的な基準よりは人形を眺める機会は多いですが、その中でも群を抜いて「暖かい眼差し」を持つ作品を作ることができる人形作家アンネさん。
人形は「子どもの心を映す鏡」という役割を担う場面が多いです。小さい人たちは、自らの様々な気持ちを人形に語らせて、気持ちを吐き出し、整理し、受け止めていく。しかも、遊びの中で。絵本でもそのようなテーマのものが山のようにあります。例えば、林明子さんの作品には、子どもの傍に人形を描くことが多い。『こんとあき』『いもうとのにゅういん』『おでかけのまえに』と思いつくだけでもけっこうあります。現実にも、そのような場面をよく見ることがあります。
「子どもの傍にある人形がどのような眼差しをもっているのか」
私の人形を「選ぶ基準」のひとつは、そこにあります。アンネさんの人形に感じる「暖かい眼差し」は、一体どうやって「彼女の手仕事=デザイン」から生み出されてくるのか。息子を見ても思いますが、妻の体の中から出てきたことを忘れるくらい細部に渡って、完璧にデザインされている。初めから世界にいたみたい。美しい。それに近い感覚をアンネさんの人形には感じてしまうから不思議。
庭しんぶんの創刊準備号登場!!
あれよ、あれよ、と言う間にできてしまった創刊準備号。
ろばのこは、毎月「ろばともだより」を発行していました。この度、庭ビルにお引っ越しをしたので、ろばともだよりに変わって、庭しんぶんを発行しはじめます。子どもたちが楽しみに読めるしんぶんになればいいなぁと思っていますが、いろいろ苦労すると思われます。
これまでご贔屓くださっているみなさまも、今一度おつきあいくださいませ。
個人的には、毎月だせるのか、、ふ・あ・ん。
スタッフに「出してくれないと困ります」と、真面目に釘をさされましたので、毎月発行するペースをつかみながら、しばらく走り続けたい所存でございます。